コタロウと母さんの日記

donmaru.exblog.jp

未熟児で生まれた息子の成長&治療の記録。それから母さんの好きなこと、雑話、愚痴などなど・・。

きっと近くに・・

長い間、わたしは君とともに生きてきた。
そして今、わたしたちは別々に行かなければならない、
一緒になるために。

恐らくわたしは風になって
君の静かな水面を曇らせるだろう、
君が自分の顔を、あまりしげしげと見ないように。

恐らくわたしは星になって
君の危なっかしい翼を導いてあげるだろう、
夜でも方角がわかるように。

恐らくわたしは火になって
君の思考をえり分けてあげるだろう、
君が諦めることのないように。

恐らくわたしは雨になって
大地の蓋をあけるだろう、
君の種子が落ちてゆけるように。

恐らくわたしは雪になって
君の花弁を眠らせるだろう、
春になって、花開くことができるように。

恐らくわたしは小川となって
岩の上で歌を奏でるだろう、
君独りにさせないために。

恐らくわたしはあたらしい山になるだろう、
君にいつでも帰る家があるように。

            『今日は死ぬのにもってこいの日』より (←★amazonリンク)

これはネイティブ・アメリカンに伝わる詩。こんな世界観を持っていたなら、突然の死さえもっと肯定的に受け入れることができるのかもしれない。でも昔々の日本人は、こういう世界観を持っていたはずだよね。

今の私には、とてもこんな風に感じることはできないけれど・・それでも四季を感じながら父さんを感じて生きていけたらなぁ・・・と思う。
[PR]
by melmo-44 | 2011-12-13 09:10 | Comments(12)

運動と身長

コタロウが成長ホルモン検査を受ける前から、手元に置いてずっと読んでいる本があります。それは、『子どもの身長を伸ばす生活マニュアル』。低身長の子を持つ母さんにとってはバイブルみたいな一冊なのです。著者は、神戸にある低身長専門外来『ぬかたクリニック』の医院長・額田成先生。この中に「身長を伸ばす運動」について書かれたページがあるのでアップしたいと思います。

『子どもの身長を伸ばす生活マニュアル』 p109~112

b0183566_815930.jpg
b0183566_815243.jpg
b0183566_8153325.jpg
b0183566_8154520.jpg


運動は大切だけれども、しごきは良くないようです。確かに、疲れ切ってしまって食べられないんじゃ必要な栄養が摂れないものね。どんな運動を選択するかの基本は、子ども自身が自分の好きな運動を楽しんでやること、みたいです。しかし・・・
「お母さん。ボク、重量挙げがやりたい!」と、もしもコタが言い出した時には、絶対反対!断固反対!母さんは闘うぞー!!重量挙げはダメなんだって。そりゃそうだよね、あれは骨が伸びなさそう。でもま、コタは重量挙げをやるなんて言わないか?うん、絶対言わないな。コタロウ、我慢とか辛抱とか大嫌いだもんね。

子どもの身長を伸ばす生活マニュアル (ホーム・メディカ・ブックス)

額田 成 / 小学館


[PR]
by melmo-44 | 2011-04-17 13:22 | SGA性低身長症 | Comments(12)

心臓外来

行って来ました、心臓外来。半年に一度の定期検査です。この日は心電図と心臓エコーの二本立て。心電図の検査は、コタ一人で心電図室へ入ります。母さんは廊下のソファーで小泉八雲の『怪談』を読みながら待っていました。その中の「ろくろ首」、怖くてちょっとぞくぞくしたわ~。「雪女」もいいよね~。

その次は場所を移して心臓エコー検査。エコー検査は母さんも一緒に入室します。この部屋、暗くて狭いんですよ。エコーの機械が一台にベッドが一つ。コタはベッドに寝かされ、母さんはコタの足元あたりにあった椅子に こし掛けました。検査をしてくれたのは、40代くらいの女の先生。医者には珍しく けらけらとよく笑う先生で、兵頭ゆきさんに似てるの!髪型もそっくり!兵頭ゆきにそっくりだな~って、エコーしている先生を観察しちゃいました。あと、若い男の先生が一人。この方は兵頭ゆき先生の傍らに立ち、じっとエコーを見つめながら何やら専門用語で ゆき先生と会話していました。

それがですね~、いつもなら15分くらいで終わる心臓エコーなのに、この日は時間が掛かっちゃって。母さんには意味は判らないけど、Rがどうの・・・Tがどうの・・・なんて、ちょっと深刻そうな会話になってきたんですよ。先生方は画像を指差しながら、
「普通、この冠静脈はこっちへ流れるでしょ?でも、ほら。ないのよ。ここ。」
みたいな会話は聞き取れました。どういうこと??と思いながら母さんも画面に釘付け。コタも心配になってきたらしく
「ぼく、病気なの?死んじゃうの?心臓が腐っちゃうの?」
と、騒ぎ出し・・・
「大丈夫だよ~。あぁぁ、ちょっと動かないでね!我慢して!」
と、ゆき先生。しばらくして、
「もう一人 先生を呼んで来ますので、少々お待ちください。」
ってことになりました。新たな問題発覚か?病気新発見か?って、母さんドキドキ。それから5分くらいで50歳くらいの男の先生がやって来て、検査が再スタート。3人の先生方があーだこーだと言いながら40分くらい掛かりました、エコー検査だけで。

かなり心配してしまった母さんでしたが結局は、
「異常といえば異常ですが、だからと言って特に問題はないでしょう。」
ってことでした。もぉ~、びっくりさせないでよぉ!!なんでも首の右と左に冠静脈が走っていて、普通は胸あたりで?(首の下かな?)その2本の冠静脈が合流するそうなんですが、コタの場合は合流していないのだそうです。異常といえば異常だけれども、だからと言って何か害があるというわけではないので大丈夫でしょう、ということらしい・・・。

こんなことがあったり待ち時間も長かったりで、なんだかちょっと疲れたなぁ。でも大したことはない様なので、ホントによかったわ。何年も前に比べると、今はエコー技術が進歩して画像がとても良くなってきているので、いろんな細かい部分まで よく見えてしまうのかもしれないな~と、思ったりした母さんでした。

WPW症候群の方は、発作は起こっていないようなので(たぶん)、次の検査と診察は一年後でいいそうです。


怪談―不思議なことの物語と研究 (岩波文庫)

ラフカディオ ハーン / 岩波書店


[PR]
by melmo-44 | 2011-03-09 09:52 | WPW症候群 | Comments(10)

月から思い出したこと

アップした月の写真を見ていて、思い出したことがあります。コタロウが生まれる少し前、個人病院から大学病院へ送られて入院生活をしていた妊婦の母さん。その時、学生時代に読んだある本のことを思い出し、看護師さんに尋ねてみたことがありました。

「満月や新月の近くにお産が多くなるっていう話を聞いたことがあるんですけど、本当ですか?」
すると その看護師さんは生き生きとした顔で、
「そうなのよ!お産ってね、ないときは全然ないのに、あるときは重なるの。満月かどうかデータを取ってるわけじゃないけど、でも満月あたりにはお産が多いって言われてるのよ」

へ~、やっぱり 本当なのかな。でも、不思議では ない。それが自然の摂理なんじゃないかなって、なんだか納得できる。だって海に暮らす生き物は、月の引力を利用してお産をしているんだから。

学生の頃に読んだある本というのは、アメリカの医学博士、アーノルド・リーバーの著書『月の魔力』。彼はバイオタイド理論を提唱する精神科の医師です。バイオタイド理論というのは簡単にいうと、「人間の体の70%は水分なのだから、その水分は月の引力の影響を受けている。それによって、心身ともに変化が起こっている」と、いうようなことです。

彼は占い師じゃなくてお医者さんだから、いろいろと統計を取っているんですね。月齢と精神科救急外来の患者数、月齢と凶悪犯罪の数、月齢と出産数、月齢と月経などなど。これらをグラフにして月齢と重ねて見ると、相関関係が表れてきます。私としては、とても興味深い!太陽暦で動いているから分かりづらいけれど、太陰暦で生活したら、特に女性は もっと自分の体や心の調子のサイクルが見えてくるのかもしれないな・・・なんて気がします。

月は時折、狂気と結びつけられる。月と狂気で私がまず思い起こすのは狼男の物語。あのお話の起源は東ヨーロッパあたりだと言われているそう。起源説は いくつかあるらしいけれど、私が学生時代に なにかで読んだ話では、狼男は満月の夜に変身するあんな凶暴な姿じゃなくて、むか~しのお話では 狼の言葉が分かって狼と人間との仲立ちをする狼人間のお話だった、とか。それが語り継がれていくうちに、だんだんと凶暴な狼男の姿へと変容していったのだと書かれていました。

昔の人たちは、月が潮の満ち干きを起こしているとか引力だとかの知識がなくとも、月の力っていうものを肌で感じ取っていたんでしょうね。もちろん月だけじゃなく。それに、長い年月をかけて一つのお話として完成されていくその過程がすごいな!と、思います。
「何世代にも渡って語り継がれていくうちに、不必要な部分は削られて、より本質的な部分が残され、そして付け足されていく。それが、民話や昔話」という話を、学生時代に心理学の講義で聞いたことがあり、とても印象に残っています。

今は多くが本という形で出版されているので、それらはもう完成されたお話ということになるんでしょうけど、これからも語り継がれていったら、まだ変わっていくお話もあるのかしらねぇ。どんなに時代が変わって人の生活スタイルが変わろうと、人間の本質っていうような部分のところは変わらないのかもしれない。世の中が便利になって感覚は鈍っているだろうけど、現代人だって きっと捨てたもんじゃないはず!と、思いたいな~。

月の魔力

アーノルド・L. リーバー / 東京書籍


[PR]
by melmo-44 | 2010-01-12 10:38 | 他、いろいろ。 | Comments(4)

給食試食会

PTAの行事に、『給食試食会』 というのがあります。私が小学生の頃とは学校の様子がだいぶ違い、へ~~~!と驚かされたりすることが しばしばあるのですが、この給食試食会というのも 「今どきは給食を試食できるの!?」と、かなり驚いたことの一つです。

「お母さんのご飯より、給食の方がおいしいもんねー」
と言うコタロウ。
「そりゃ~、6時半に朝ご飯を食べたっきり昼まで何にも食べられないんだからさ、おいしいのは当たり前じゃっ!!」
と悔し紛れに言っている母さんですが、本当に給食がおいしいのかどうか、今日は確かめに出掛けました。

まず、給食センター内の設備や調理の様子を見学しました。見学といっても高い所からガラス越しに見るだけで中へは入れません。防音ガラスなのか、音も全く聞こえない。ここで調理に携わっている人は、殺菌・消毒など大変なんでしょうね~。大鍋をかき回している様子は、まさに力仕事!長年 給食の仕事をしていた知り合いのおばちゃんが、「土方と一緒!」と言っていたのを思い出しました。納得です。この一つの大鍋で600人分 作れるそうです。
b0183566_17268.jpg

b0183566_1775537.jpg


その後は、センター栄養士の方の講話。学校給食の目的、給食で身に付けてほしいこと、栄養の話などなど。睡眠と成長ホルモンの話もでましたね~。

そのあと、いよいよ試食です。今日のメニューは、麻婆豆腐・ニラ饅頭・野菜のナムル・ご飯・牛乳。
b0183566_1720399.jpg

中学校を卒業して以来、ご飯に牛乳で食べたことは たぶん一度もありません。牛乳、普段は全く飲まない…。お茶を持参すればよかった、などと思いながら食べてみると…
「おいしい!」
コタロウの言っていたことは本当だったんだ~!給食なんて、そんなにおいしいわけがない、と勝手に思っていたけれど、おいしいです。隣に座っていたママも、
「意外と おいしいよね」
恐れ入りましたでございます。ごちそうさまでした!

栄養士の方の話のあとに、ある父兄から質問がでました。
「昨日のメニューに柿がありましたけど、果物も消毒するのでしょうか」
回答は、
「はい。野菜も果物も全て、塩素を薄めたもので殺菌消毒しています」

衛生面を徹底する!ということなんですよね。雑菌が絶対に入らないように、というのは分かります。しかし、あんまり殺菌消毒しすぎて無菌に近い状態になると、今度は悪い菌がちょっとでも入って来た時に すぐに広まってしまう、という危険がある…。
以前 騒がれた0-157。あの菌は元々は弱い菌で、普通の環境では生きていきにくい。それが、きれいきれいな所では繁殖できるのだそうです。学校給食のような無菌に近い状態のところでこそ繁殖可能というわけです。これは、寄生虫学・熱帯医学・感染免疫学が専門の藤田紘一郎先生の講演会で聞いた話。寄生虫博士・ウンチ博士と呼ばれる藤田先生の著書 『日本人の清潔がアブナイ』 『笑うカイチュウ』 は、今までの自分の思い込みの常識や価値観が覆された衝撃の本でした。

しかしです!薄汚れてシミだらけの白衣を着た人たちが、素手でレタスをちぎっているのを見たとしたら、
「げっ!ちょっと待って!その汚~い白衣は洗濯してる?トイレのあと、ちゃんと手を洗ってるのー?」
と、思うに違いありません。そういう給食は やっぱり嫌だな…。藤田先生だったら笑顔で食べちゃうだろうけど。

でもやっぱり食材自体を塩素で消毒っていうのは、なんだか気持ちよくないな~。ほどほどって難しい。いろいろと考えさせられた給食試食会でした。

ウッふん (講談社文庫)

藤田 紘一郎 / 講談社


ウンココロ ~しあわせウンコ生活のススメ

寄藤 文平 / 実業之日本社


日本人の清潔がアブナイ!

藤田 紘一郎 / 小学館


[PR]
by melmo-44 | 2009-10-30 17:44 | 学校のこと | Comments(4)

好きな匂い・好きな香り

好きな匂い・好きな香り…
赤ちゃんの頭の匂い、コタロウの耳の匂い、コーヒーの香り、柑橘類の皮をむいた時に広がる皮の香り、ローズティー&ジャスミンティーの香り、チョコレートの香り、パンが焼ける匂い、お好み焼きにかけたソースが鉄板の上でちょっと焦げた匂い、新しい本の匂い、などなど。
思い付くのは、子供か食べ物に関係する匂いばかりですね~。

b0183566_15381361.jpg

これは、コタロウがまだ赤ちゃんの頃に買ったアロマライト。お風呂上がり、ここに好きなアロマオイルを数滴たらすのが、密かな楽しみになっている母さんです。安眠には マンダリン(オレンジ系)が いいそうですよ。でも、その日の気分によってブレンドしたりしながら、いろんな香りを楽しんでいます。

これからは風邪が流行る季節ですね。風邪ぎみの時には 症状によって、カユプテ、サンダルウッド、サイプレス、ティートゥリー、もみの木オイルなんかを よく使います。アロマライトがなかったら、ティッシュにオイルを垂らすだけでもOK。
お湯を張った洗面器に数滴オイルをたらし、その中に浸して搾ったタオルを胸に当てればアロマシップになります。風邪ぎみや鼻炎の時、このアロマシップを胸や背中に当ててあげると、「いい香り~。お母さん、ありがと~」と、喜んでくれるコタロウです。

ジェルに好きなアロマオイルを1~2滴たらして混ぜれば、お好みの香りのジェルクリームの出来上がり。 ↓このジェルには、サンダルウッドが2滴、ラベンダーオイルが1滴入っています。
b0183566_15431633.jpg

霧吹きに、水と好みのオイルを数滴入れて シェイク、シェイクすればルームスプレーに。お掃除前にシュッシュッとすると いい香りですよ~。そこにアルコールを混ぜると、トイレの消臭芳香スプレーにも なります。ちょっと古くなったオイルは、こんな風にも使えます。

欲しいな~と思うオイルは沢山あるんですけどねぇ、なかなか揃えられません。お財布と相談しながらチビチビと購入している母さんです。一度、アロマ石鹸作りにチャレンジしてみたいな~。

赤ちゃんからのナチュラルケア―自然素材とアロマで手づくり!

福島 麻紀子 / 学陽書房


[PR]
by melmo-44 | 2009-10-09 15:51 | 母さんのこと | Comments(0)